2017年10月27日
故人の冥福を祈って供花を送る人は少なくありませんが、故人の信仰していた宗教や風習により、贈ってよい花、避けたほうがよい花と存在している為、前もって情報を確認してから送りましょう。なお、昨今では「ご厚志お断りします」や、「供物は辞退させて頂きます」といった、お断りする旨を訃報に添えていることが少なくありません。
この場合、文節から送るべきかどうかを判断してください。「ご厚志お断りします」の場合には、香典やお花・供物は全てお断りするという意味です。弔電も受け取らないという意味なので、決して送らないでください。「供物は辞退させて頂きます」の場合は、電報や香典、お花は受け取るという意味になりますので、遺族に確認を取ってから送りましょう。
この際、遺族に故人や葬儀の宗教の形式を確認すると、より送りやすくなります。仏式の場合はデンファレや菊、高額な物として胡蝶蘭を使用することも少なくありません。神道の場合、白い菊や百合をメインとしたフラワーアレンジメントを送る人が多いといわれています。
キリスト教の場合、百合やカーネーション、小菊を送る人が一般的といわれていますが、故人の好きだった花や遺族の意向によってはバラを贈ることも失礼には当たりません。それ以外の宗教の場合には、その宗派ごとに贈ってよい花と避けるべき花は異なる可能性が高いです。
遺族の方に相談し、避けたほうがよいといわれる花を確認してから花屋に依頼すると安全といえます。