2017年07月03日
葬儀の際に参列するときのマナー、すなわち香典や服装などに関することは知っていても、葬儀のときに贈るお花(供花)に関して詳しい知識を持っているという人は、意外と少ないことと思われます。いざお花を贈ろうにも、どのようなお花を贈ったらよいのか迷ってしまうという人も、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
供花は、葬儀が執り行われる式場の雰囲気や印象などを大きく左右するものであり、非常に重要な役割を果たしていると言っても過言ではありません。遺族であったり、故人とゆかりのあったりした人たちにとって、故人との別れを偲ぶ際の雰囲気を演出してくれて、さらに悲しみに染まっている心を優しく癒してくれる存在だということが言えるのではないでしょうか。
しかしながら、美しいお花を亡くなった人の為に贈りたいと思っても、宗派や地域の風習などによって違いがあるので選ぶのが難しいと感じている人も多いことでしょう。もちろん、地域や習慣、宗派などによって違いがあるのは本当であり、葬儀場に飾りやすい形のアレンジメントで贈られるのが一般的ではありますが、場合によっては花輪で贈ることもあるようです。
関西のある地域では、樒(しきみ)を使うこともあると言われています。樒(しきみ)は匂いが非常に強くて、実に毒があるので、昔から邪気を払って魔除けになってくれる花だという言い伝えがあるようです。贈る花に関して不安があるなら葬儀社のプロに任せましょう。